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宮ぷーかっこちゃんドキュメンタリー制作日記
   
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予告編映像です
宮ぷーとかっこちゃん(山元加津子さん)との日々を映像として紹介しています。


(再生ボタンを押すと、動画がはじまります)

引き受けた

  • 2009/11/16(月) 15:59:03

「宇宙の約束」上映会と講演会に呼んでいただいて、
石川県の松任へ。松任は、今撮影している宮ぷーの病院がある場所。

講演は、不登校や自閉症の子どもたちのためのフリースクール。
みんな、じーっと話を聞いてくれて、とてもうれしかったです。

そして次の日は宮ぷーの病院へ。
宮ぷーは最近、息が苦しいのです。今日もとてもとてもつらそうでした。
顔をまっかにして、涙が浮かんで、何度も口をぱくぱくと空けたり、
首を振ったり、何とかして、空気を入れようと一生懸命でした。

あまりにつらそうな様子をみていると、
どうしてこの世にはつらいことや苦しいことがあるの???と思う。

そんな中でも、インタビューに答えるという宮ぷー。

「今の宮ぷーの目標は?」
「たいいん(退院すること)」

「最近一番うれしかったことは?」
「ギター(丸山さんが病室でプライベートコンサートしてくれたこと」

「退院したら一番最初に何をしたい?」
「かっこちゃんをつれだす
(かっこちゃんをどこかに連れて行ってあげる)」

「映画を通して表現したいことは?」(かっこちゃんの質問)
「がんばるすがた」

今度は、かっこちゃんにインタビュー。
どうしても聞いてみたいことがあった。

どうしたら自分を好きになれる?
どうしたら人を好きになれる?

好きだけど、嫌いと思ったり、どうして私の思い通りにしてくれないの?
とか、傷ついたとか、不平不満の気持ちが出る私。

嫌いな人や、合わない人はいないの?

「折り合いがつかない人はいるよね。自分とは違うなぁとか。
 でも、人のこと憎んだり恨んだりしてる自分はつらいよね。

 この自分は、顔も性格もあたわったもので、これが一番いいように
 なっているから、このように神様が与えてくださっていて、
 自分では選べないもの。そうやってあたわった荷物を背負っていて。
 
 人もそうで、その人であることが一番いいから
 そのようになっているのだから、その荷物を責めることなんて
 できないよね。

 そう思うと、自分もいとおしいし、人もいとおしい存在なのかなって」

「好きという気持ちって何だろうね。

 こうしてくれないとか、こんなだとか、
 それってその人を好きなんだろうか、
 自分を好きなんだろうか」

どっひゃ〜と雷が落ちたようになりました。あまりに図星だったので、
すっきり爽快、ぽかーんとしました。

そう、相手がどうかより自分がどうかが絶対的に大事!(笑)
でもそうやってる間って、ほんとは自分も苦しい(泣)
やっぱり人は、自分も相手も幸せなときほんとに幸せなように
できてるんだと感じる。ちゃ〜んと知ってるのです。

かっこちゃんは、
「宮ぷーはこの役をあたわった。宮ぷーが引き受けたんだよ。
 強い宮ぷーだから。大丈夫、きっと乗り越えていくよ。」

何だかすがすがしい風が私の心の中に吹きました。
自分のことも引き受けるし、相手のことも引き受けた人として接して、
相手を尊敬している。自分のことも相手のことも責めずに
起きたことも悔やまずに、引き受けて前に向って歩いていく。

もちろんここにくるまでに、かっこちゃんも悲しんだり、
現実を受け入れられなかったり、いろんなことがあったのです。
でも人は強い。すごいなぁとうれしくなりました。

宮ぷーの息が楽になりますように、でも今日も前回には
できなかったことがいっぱいできるようになっていた宮ぷー、
きっときっと息も楽になる。次回の撮影時には、もっともっと
宮ぷーの笑顔が見られると思います。

かっこちゃんといっしょにいるとき

  • 2009/11/04(水) 21:07:13

宮ぷーの撮影に行ってきました。今回はアルバさんと一緒に行ってきました。

9月に入って意識がはっきりしてきた宮ぷー。
その分、現実がわかって心がとてもつらい状態。
どれだけの衝撃だろうと思うのです。

かっこちゃんが「あ・か・さ・た・な」と言って
宮ぷーが合図して、それで作った文章を書き留めたノートを
見せてもらいました。

「これは げんじつ?」
「ゆめからさめる ほうほうおしえて」
「これはゆめか げんじつか」

前回の撮影のときにも、かっこちゃんにたずねていました。
そして今回もやっぱり、たずねていました。

そのたびに、かっこちゃんは

「夢じゃないよ、現実だよ。

 でもね、命があぶなかったけど、宮ぷーは生きてくれて、
 今、意識も取り戻して、リハビリがんばって、いろんなことが
 できるようになって。大丈夫、治るよ。

 今日がんばることが 明日につながっていく。
 明日をつくるのは宮ぷーなんだよ」

宮ぷーにインタビューしました。

「みんな、宮ぷーは全部治るって思ってるけど、宮ぷーはどう思う?」

宮ぷーは「わからない」と答えました。

かっこちゃんが
「治るって思うときも、治らないって思うときもあるのかな?」

というと、そうだという宮ぷー。

「どんなときに治ると思う?」と聞いたら

「かっこちゃんといっしょにいるとき」と返事が返ってきました。

これを聞いて思ったのです、
何度も何度も、答えはわかっているのに
「これはげんじつ?」と聞く理由。

それは、かっこちゃんの励ます言葉が聞きたいからじゃないなぁ。
つらくてたまらなくなったとき、質問してその言葉を聞こうとする。

だって宮ぷーは、かっこちゃんの話を、大きく目を開けて、
一言だって聞き漏らすまいとするように、真剣に聞いている。
もう何回だって同じ言葉を聞いたはずなのに、
何度も何度も大きくうなづきながら。

宮ぷーに聞いた訳じゃないからわからないけど、
今の宮ぷーにとって、かっこちゃんが大きな支えであることは間違いなくて。

この日も、息がつらくても、全部のリハビリに一生懸命取り組んでいた。
「治るんだ」という意志が伝わってきた。

やっぱり思ったのです。人と人ってすごい。

いつもいつも撮影にいくと元気や勇気や幸せな気持ちをもらって帰ります。
次は2週間後。今度はどんな宮ぷーに会えるかな、
きっともっと元気になって、もっといろんなことができるように
なっている、楽しみです。