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宮ぷーかっこちゃんドキュメンタリー制作日記
   
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予告編映像です
宮ぷーとかっこちゃん(山元加津子さん)との日々を映像として紹介しています。


(再生ボタンを押すと、動画がはじまります)

ハーモニー

  • 2010/01/12(火) 10:32:41

昨年12月23日からかっこちゃんが学校の休みをとって
はじめた集中リハビリ、その結果を撮影しに、宮ぷーの病院に
行ってきました。

お正月には楽になっていた息がまたつらくなってきたということで、
今日はとてもつらい表情が多かった宮ぷー。

だけど、大きく変わったことがあります。
それは、息がつらくてもつらいままいろんなことに取り組むこと。
前は、息がつらくなるとすぐベッドを倒してほしいと
頼んでいました。

今日は、息がつらいのにも関わらず、「スピーチカニューレ」といって、
気管切開した穴を閉じて、口や鼻から息をするカニューレを
つけると自ら言いました。

つけてしばらくは、息ができません、もごもごと喉が動き出して、
急に口や鼻から息をしはじめます。ゴロゴロという音がなって、
一息一息全身で、息をします。何度も顔をゆがめて苦しそうにして、
かっこちゃんが「スピーチカニューレはずす?」と聞いても、
そのたびに宮ぷーは首をふったのでした。

驚くことには、そんな中でも、食べる練習のために、
シュークリームのクリームを食べたり、もう顔を真っ赤にして、
くしゃくしゃにして飲み込むんですが、
それから、首を起こす練習を何度も何度も繰り返しました。

苦しくて宮ぷーから「あーー」という声が出ました。
あ!宮ぷーの声だ!かっこちゃんが「あーと言って」と言うと
「あーーー」とまた声が出ました。

宮ぷーはかっこちゃんの目を見ながら何度も「あー」と
言いました。宮ぷーの「あー」とかっこちゃんの「あー」が
交代ばんこで、病室に響きます。

これが宮ぷーの声なんだ!私は倒れた後に撮影するようになって
宮ぷーのことを知りました。撮影する中で、一つ一つ、
宮ぷーのことを知っていきます。ずっとずっと知らなかった声が、
今日はこうやって聞くことができて、うれしいという気持ちが
心の底から湧きあがってきました。

声ってその人そのもの。その人で満ちたその音が、
空気を振動させて、私まで届いてそして私を震わせる。
私の心を震わせる。「あー」というたった一文字が、
だけど、こんなにも心揺さぶられました。

宮ぷーは苦しくて声が出ただけでまだまだ思う時に声は出ないと
言ったけれど、でも確かにかっこちゃんと声で響きあっていた。
心震えるハーモニーでした。

宮ぷーは、その他にもいろんなことができるようになっていました。
おにぎりを持って、かっこちゃんに食べさせてあげたり、
膝を立てて、足を倒したり戻したりもできたり。
感覚のなかった左手が痛いと言ったり。

きっと立てるようにもなって、話せるようにもなって、
たくさんたくさん話してくれるようになる!
それもそんなに遠くない日に実現する!
今日もまた、ものすごい元気や勇気をもらった一日でした。

宮ぷー生きてくれてありがとう、その姿を見せてくれてありがとう、
その思いしかないです。人ってすごい!!!!

人と人が起こす奇跡

  • 2010/01/02(土) 11:41:26

2010年1月1日。今日は宮ぷーが倒れてから初めての帰宅を撮影に行く。
昨日の大晦日は、ものすごく大きな夕日を見れた。
そして今朝も、雲いっぱいの空でほんのちょっと切れ目があって、
そこから太陽がまん丸に顔を覗かせてくれました。
きっといいことがある!!

駅にかっこちゃんが迎えにきてくれて、朝大変だったという。
宮ぷーが熱を出したのだ。37.8度あった、
どうするかと宮ぷーに聞いたら、「外出する」というので
冷やしたりして、何とか熱が下がったそうだ。

病室に到着すると、ちょっと元気がなさそうに見えた宮ぷーだが、
さっそくできるようになったことを見せてくれる。
頭を起こすこと、90度ですわること、口をつむぐこと、
頭でかっこちゃんの手を押し返すこと、
たった10日でびっくりするくらいたくさんのことが
できるようになっていた。

このあいだ来たときには、息がつらくて少しの間も起きて
いられなかったのに、びっくりだった。
顔もますますしっかりしていた。

そうこうするうちに、外出の時間がやってきた。
宮ぷーはたくさんの服を何十にも着せてもらって、
妹のきょうこさんの車に乗った。

20分ほど進んでいくと、宮ぷーの家に到着!
宮ぷーはあちこちの部屋をみてまわる。
書斎では、「なつかしい」という言葉を綴りました。

宮ぶーにインタビュー。「この集中リハビリ期間中に、
できるようになってうれしかったことは?」
「息ができるようになったこと」
「次の目標は?」「ねがえりをうつこと」
かっこちゃんがええ〜???という顔をしている。かっこちゃんは
宮ぷーに、寝返りをうつためには、気管切開を閉じて、
ごっくんが上手になって、胃ろうがとれて、そして初めてねがえりが
打てるようになるのだと説明した。

そして、かっこちゃんのすごいところは、帰りの車の中では、
「寝返りの練習もしてみるわ」といったこと。
これがかっこちゃんだと思う。

前回「集中リハビリの目標は?」と宮ぷーに聞いたとき、
「息ができるようになること」と言った。
私は、足が動くようになることとかそういう答えを予測していたので、
びっくりした。どうやったら息がしやすくなるようにリハビリ
できるかな〜??

かっこちゃんも「どうしたらいいんだろう?」と思ったそう、でも
色々考えて、それには自分で痰を出せるようにならなくちゃ、
それには体をできるだけ起こしていられるようにならなくちゃ、
とか色んな事を考えて、リハビリしていた。

そして、本当に結果が出た!!!
宮ぷーは最初はつらくてやめたいと合図することもあったみたいだけど、
かっこちゃんが何度も励ますうち、今度は自分からどんどん
チャレンジしていくようになっていた。

かっこちゃんは、相手の本当にやりたいことを知ったら、
自分の先入観やいろんなものをおいて、そこに寄り添っていく。
そして、それができるように全力で考える。
相手があきらめそうになって、絶対にあきらめさせない。
相手の本当に望んでいる事をとことん大事にする。
それが相手に誠実に向き合うということなのかもしれないなと
私はそんな風に感じました。

逆に私はいろんなものを相手に押し付けているかもしれないな、って
反省しました。

宮ぷーは病院に帰ってベッドに横になって、でも大きなチャレンジを
成し遂げた後の、ほっとしたようなキラキラした顔にみえました。

続いて、インタビュー。宮ぷーは眠りそうになりながら、
一生懸命目を開けて、答えてくれた。

「息が出来るようになったことの次に、うれしかったことは?」
「かっこちゃんといられること」
これもびっくりでした。いろんなことができたこと、
それよりもかっこちゃんといられることの方がうれしいんだ。

次に聞いた事。前は宮ぷーに治ると思う?と聞いたら「わからない」と
答えたけれど、いまは治ると思う?と聞くと「うん」とうなづきました。

「どうしてそう思うようになったの?」と聞いたら、
「かっこちゃんがはやくなおってほしいといった言葉」と綴りました。

以前の宮ぷーは「これは夢か現実か?」と何度も聞いていた。
でもかっこちゃんの思いを感じて、「治るんだ!」と思って
リハビリにもとても積極的に取り組むようになった。

宮ぷーがこんなにもがんばっているのは、自分のためだけじゃない、
かっこちゃんの、自分を応援してくれるたくさんの人のために
治りたいという思いがあるからこそ、力が湧いてくるのじゃないか。

人と人が起こす奇跡。今年はきっとこのことを見続ける一年になる。

次に撮影に行くのは、10日後です!