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宮ぷーかっこちゃんドキュメンタリー制作日記
   
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予告編映像です
宮ぷーとかっこちゃん(山元加津子さん)との日々を映像として紹介しています。


(再生ボタンを押すと、動画がはじまります)

松尾さんの訪問

  • 2010/04/22(木) 21:34:31

宮ぷーは今、レッツチャットという意思伝達装置を使っています。
50音が読み上げられ、入力したい文字のところでスイッチを押すと、
文字が入力できます。

この装置を開発したファンコム株式会社の社長の松尾さんが、
宮ぷーを訪ねるというので、撮影に行ってきました。

「宮田さんはじめまして!」と元気に挨拶された松尾さん。
レッツチャットを見やすいように設置しなおしたり、スイッチを改造したり、
ひと時もじっとせずに、ずっと動いておられました。

松尾さんがこのレッツチャットという機械を作ったのには訳がありました。
松尾さんのお父さんは、全身の筋肉が衰える難病のALSで亡くなりました。
亡くなる直前、意思疎通が十分できずに、もどかしい思いを味わいました。
それが、この装置の開発につながったのです。

お父さんが気持ちを伝えられずに亡くなっていったこと、
それが宮ぷーの「気持ちを伝えられる毎日」につながっていて。
私たちは、支え支えられて、今ここに生きている。

帰りの電車の中で、介護疲れから無理心中を図ってしまう事件が
よく起きますね、という話になりました。
「長年連れ添ってきた最愛のパートナーの首を絞めるとき、
 どんな思いだったろうと思うと・・・」
言葉に詰まる松尾さん。

「そうせざるをえないほどに追い詰められてしまう現状を、
 何とかしたいと思うけれど、現実は非常に厳しいです」
松尾さんの目には涙が光っていました。

私は映画を撮るまで、看護や介護の日常というものにまったく触れたことが
ありませんでした。でも誰だって、いつかは誰かの手を貸してもらって
生きていく状況になる。それはとても自然で身近なことなんだと初めて
実感しました。

そんな中でも、幸せに暮らせるような社会でありたいなと、
甘いと言われてしまうかもしれないけれど、そう思うのです。

いっぺんには無理かもだけど、少しの工夫で何かが変わるかもしれない。
宮ぷーがつらい中にありながら、周りの応援で心に光が差したように。

お話ノート大作戦

  • 2010/04/18(日) 23:06:41

障害などによって、話すことで意思を伝えられない人たちのために、
イラストを指差して伝えるお話ノートを創ろうというプロジェクトが
進んでいます。

かっこちゃんの呼びかけでプロのイラストレーターさんたちが全国各地、
そして何とスペインからも立ち上がりました。

その初めての集まりがあるというので撮影に行ってきました。

装丁家の直美さん、イラストレーターのウサコさん、彩子さん、
編集者の愛さん、特別参加でハートオブミラクルきみちゃんが、
かっこちゃんの宿泊するホテルの部屋に続々集まりました。
お店だと長くミーティングできないからと、やる気満々です。

まず、お話ノートへの想いをかっこちゃんが語ります。
「トイレに行きたいとか、自分の意思を伝えられずに悲しい思いを
している人が、悲しい思いをしないように、さらにコミュニケーションが
広がって、愛が生まれるようなお話ノートになったらいいな」

宮ぷーが気持ちを伝えられなかった時、かっこちゃんはほんの少しでもいい、
宮ぷーの気持ちが知りたいと祈り続け、何か方法がないかと
毎日探し続けました。

目の輝き方やまぶたのほんの少しの動きでさえ見逃さないと必死に
見つめ続けた日々がありました。

人と人が気持ちを伝え合えることが、お互いにとってどんなに素敵なことかを
かっこちゃんは痛いほど感じているのです。

そんなかっこちゃんの想いを受けて、メンバーが活発に意見を出し合います。
対象は誰に、どんな分類で、どんなイラスト載せるか。

みんな忙しい人たち。そんなにたびたび集まれないとわかっているから、
楽しくだけど集中して真剣に。夜の11時過ぎ、大枠が完成しました。
ここからそれぞれのイラストレーターさんたちがイラストを
起こしていきます。

愛が生まれるお話ノート。
宮ぷーのつらかった日々が、誰かを幸せにする明日につながっていく。
世界はこうやって支えあって、織り合って、できているんだな。

その日の終わり、私を支えてくれているすべてにありがとうが湧いてきて、
涙がじんわり(;;)
みんながそれぞれにつらさや苦しみも引き受けてくれて、生きてくれている、
だから私も生きていられる。前向いて生きていこう、
つらいことも苦しいことも引き受けて生きていきたい!